5巻 最後の使者ひとみ参上により俺たちの戦いはこれからだ的な

凡人は絶望していた。

浴衣デートの経験が無い事実に気づいてしまったこと。
滑舌がなおらないこと。
浅草寺の読み方は「あさくさでら」ではなく、「そうせんじ」だということ。
ハンターハンターとベルセルクが一向に連載再開しないこと。
お弁当のおでんや煮物でご飯が食えないことに憤慨しているのが少数派どころか凡人だけというとこに気づいてしまったこと。

その全てが凡人の心に闇を生み出し、滑舌の悪さをさらに加速させる。
そしてますます伝えたい事が伝わらない。

「どうすればいいんだ・・・」
凡人は一つの答えを出した。

「2次元に行けば良いんだ」

凡人は覚悟を決めた
「僕は彼女に会いにいく」 

何の取り柄も無い男が、夢を追い求める漢になった瞬間である

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